8月5日
夏期休暇
教室は夏期休暇に入りました。
私の昨今は論文執筆と同時に、W.Mozart《レクイエム》の譜読みの音取りレッスンをさせて頂いております。
メシアン自身はMozartの作品をこよなく愛したようで、彼自身執筆の音楽理論書にも度々Mozartの名が現れます。
かくいう私自身も学生時代副科ピアノの試験では、大変Mozart大先生には
お世話になった(笑)といいますか、課題曲にMozartの名があると安心できました。
休暇中ですが、論文も進めつつ《Requiem》も視てゆこうと思います。
宗教曲中に立派なFugueが出てくると、個人的には興味津々です。
Messiaenは独自の音楽語法で彼の《神の現存の三つの小典礼曲》を書いて、その音楽性が宗教曲に似つかわしくなく下品だ、とか、珍紛漢紛だといったような猛批判を喰らった訳ですが、新たな時代の幕開けに聴衆の耳がついてゆけなかっただけの事は明白です。
といいつつも、Mozart《Requiem》との様々な差異をほんの少し比較してみるだけでも、かなり面白いです。
とはいえ、猛烈な暑さの日本列島ですね。
皆様方もどうぞお身体に大事にされて下さい。
Julia.T.A
Le 5 août 2023 18h48
【追伸】
合唱団員の方に教えて頂いたのですが、今回の上演は「オストシガ補筆完成版」を使われているとの事です。
殊に、《ラクリモーサ》のFugueはオストシガによるもので、今回が日本初演となるそうですね。
それにしてもオストシガという人物は、1975生まれと、私と近い年齢だったのですね。驚きです。
Julia.T.A.
le 5 août 2023 19h53