今年は、Messiaenのオルガン作品を視てゆく計画を立てており、
「オルガンという楽器の構造」の勉強も、 昨今の目標の一つです。
先日は楽器博物館にて、「チェンバー・オルガン」を見聞してきました。
「パイプオルガン」が壁に備え付けであるのに対し、 「Chamber」という語から、
各々の室内に置かれた楽器である事が想像できます。
「チェンバー・オルガン」の展示です。
パイプ装置を上部の箱の中に内包し、電気仕掛けの送風装置(写真左の小箱)に
より、風を送る仕掛けのようです。
ストップの切り替えにより、様々な音色を出せる事はパイプオルガンと
構造上同じですが、やはりパイプの本数は少なく、
「小型の室内用オルガン」といった印象です。
赤坂樹里亜