このCDでは、Messiaen自身が監修したという
自作品のセレクトによって、「鳥に関して」扱った代表作品が
3曲ほど収録されています。
1. 『異国の鳥たち-ピアノと小オーケストラによる』
2. 『ラ・ブスカルル-《鳥のカタログ》より』(ピアノ独奏曲)
3. 『鳥たちの目覚め-ピアノとオーケストラによる』
作曲者自らが著した解説書(このCDでは邦訳)には、
「O.Messiaenという作曲家と初めて対面するリスナーのかた」にとり、
あまねく氏の魅力が凝縮されていることでしょう。
その内容は、無論「鳥」についてはもとより、「色彩のお話」、
「インド及びギリシャ・リズムや詩句の韻律」など、
げに「Messiaen的世界観」を体現する事が出来る一枚ではないでしょうか。
Messiaen作品を初めて聴かれる方にとりまして、
この作曲者自らによって監修された一枚が
「O.Messiaenの世界への入り口」となり、
その魅力を十二分に堪能して頂けます事を切に願っております。
赤坂樹里亜