一片の紙縒り(こより)が、宙を舞い浮遊してゆきます。
誰に伍することもなく、誰に傅く(かしずく)こともなく。
紙縒りはやがて、森羅万象あまねくこの世の事象を自己に内包し、
徐々に肥大しながら、何処へともなく果てなき世界を漂い舞います。
舞いは優美に、時に鮮やかに。
全てを宜い(うべない)、ひとつを手繰り(たぐり)。
多くを取り出し、微細を手放し
紙縒りは、静かに浮遊してゆきます。
きょうも明日も、真実と英知を手繰りながら。
JULIA
私の雑感を徒然なるままに綴りました。赤坂の人となりを包み隠さず表現!