私の行っているアナリーゼは、
Messiaenの初期の作品である
〈Prelude pour piano〉の第5曲目に当たる
〈Les sons impalpables du reve〉という曲です。
私の邦訳では、「ピアノの為の前奏曲」
「夢の触れ得ぬ音たち」と訳語を置いています。
このタイトルが象徴しているが如く、
非常にナイーヴで夢想的な曲想であります。
作品の背景を探る為の作曲者自身の自書(仏語)の邦訳等が
概ね済み、小論文の章立てに則った記述が
やや形になってきたところで、
Pianoの譜読みに精を出しています。
ほぼ2ヶ月の間、パソコンの前で常に小論文を書き続け、
頭脳労働的な事に時間を費やしたので、
Pianoの練習をしてみると、身体をフルに動かし、
非常にすっきり爽快になるものです。
(注:研究発表当日は、わたくしはピアノは弾きませんが…。)
今日はサロンのピアノをお借りし、
2時間ほど弾かせて頂きました。
身体の為には健康的ですが、
初期の作品とは言え現代物を2時間弾き続けていると、
だんだん最後の方は頭が飽和状態になっていましたけれども。(笑)
こうした作品の島岡先生方式の和音記号化は
とても面白いですし、ワクワクします~~~♪
研究発表の場を頂ける事が昨年末に決定し、
はや2ヶ月が過ぎ去ってゆきました。
良い発表となりますよう精進致します。
Julia.A