体調の懸案を乗り切り、昨日無事に
Parisから帰国しました。
今回の旅の目的は、メシアンが約60年間従事したという
《Sainte-Trinité》(聖三位一体教会)を見聞することです。
実際に自分の足で訪れ、そして自分の耳で
実際にパイプオルガンの響きを聴くことが目的でした。
幸いにも、お昼のミサに参加する機会に恵まれました。
敬虔なカトリック信者でもあるメシアンは、
この教会で約60年間主席オルガニストとして、
神を賛美する人々の伴奏を続けたのでした。
感慨もひとしおでした。
帰国して、機内にて日付変わって30日。
そしてきょうは31日です。
もうじき、逝く年を見送ります。
2008年は、なんと実りの多い年だったのでしょう。
10月には、敬愛して止まない三善晃先生のお姿も、演奏会場で拝見でき、
Noelの時期には、メシアンの軌跡を追って
Sainte-Trinitéを訪れる事も出来ました。
私を取り巻くすべての人々に、心から感謝を捧げます。
どうぞ、来年が皆様にとって幸多き年となりますよう、
お祈りしております。
簡単ながら、この場を借りましてご挨拶とさせて頂きます。
良いお年をお迎えください。
赤坂樹里亜