この日を待ちわびました。
そう、Messiaenが約60年間オルガニストして従事した聖トリニテ教会の再訪問です。
実は、ツアー客と共にオペラ座に向かう最中、バスの中で添乗員さんが言ったのです。
「この教会もよく工事をしていますが、最近やっと終わったのですかね?名前何だったかしら。」
隣人「あれ、トリニテじゃないか?」
私「⁉️( ̄◇ ̄;)」
そう、たまたま通りかかったこの教会こそ、聖トリニテ教会でした。
実は、オペラ座でツアー客は一旦解散して、自由行動となりますので、私たちはこの聖トリニテ教会に向かう予定だったのです。
そして解散後、聖トリニテ教会に向かう道すがら、だんだんと近づくにつれ、高揚した気持ちがありありと自覚されます。
しかしながら、天気は曇天。
写真にはどうも良く写りません。
外観を写真撮影し、中へと入ると…。
瞬間、雷に打たれたかのような衝撃が走りました。
そして内部をしっかりと見学しているうちに、徐々に雲は晴れ渡り、みるみる青空が広がってきたようです。
私は内観を写真に収めると、お御堂の椅子に座り、祈りを捧げました。
「約10年振りにここに来られました。有り難うございます。」
そうしているうちに、私の心の声はやがて仏語になっていました。
祈りの文言が仏語で、見えない何かと対話しているかのような不可思議な感覚に見舞われました。
「Messiaen、やっとここに来られました。有り難うございます!」と。
見えない何かと繋がっているような、大変不可思議な感覚です。
そのうちに、どうして仏語で誰かと対話しているのだろう?と日本語で考え出した時、雑念からか、その対話はパッと消え去ってしまった。
あの時の、入り口から入った時の雷に打たれたかのような衝撃は、もしやMessiaenが降臨していたのだろうか?
そんな事を今でも考えているところです。
出口から外に出ると、外は青空。
青い空をバックに、善い写真が、多々撮れました。
行った際の写真と、帰りの際の写真とで、空の蒼さが全く異なる事に着目して、写真をご覧になって下さい。
Julia.T.A
le 12 janvier 2018 23h30