今年から隔週開催となった聖イグナチオ教会におけるリーゼンフーバー神父様による哲学史講座の去る6月30日の内容は、デカルト『方法序説』でした。
とりわけ、〈「神」と「人間の魂」の存在を証明する論拠、デカルトの形而上学の基礎〉の部分では、デカルトの考えた「神の存在論証」を学べ、大きな感激がありました。
その一週間後の週末には、自分の学校にて、哲学の試験があります。
論題は先般のメディア授業で学んだ「神の存在論証」についてです。
それには、西洋の伝統的三つの論証、即ち「1.宇宙論的論証」、「2.目的論的論証」、「3.存在論的論証」の三つを正確に把握して、上記論証について、カントは『純粋理性批判』において、どのようにその不可能性を論じたかの論理の道筋を正確に論述する事が求められるでしょう。
そうした試験を一週間後に控えている時に、教会に於けるリーゼンフーバー神父様の哲学史講座にて、試験前の総まとめに大きな刺激を与えて頂けました。
気候の不安定さからか、少々の体調不良を抱えていた昨今、リーゼンフーバー神父様から薫陶を受ける事が出来、低迷の雲を吹き飛ばして頂けました。
あと一週間、ラストスパートに精進致します。
皆様も、善い一週間をお迎えください。
Julia.T.A
1er juillet 2018 22h29