先日、首のMRI検査を受ける為、と或るクリニックへ行って来ました。
MRIといったら、とかく「狭くてウルサイ(笑)」と、苦手な人は多いようです。
ワタクシも結構な神経質肌でして、本来でしたらこうした環境は好まないはず。
しかしながら、いつもながら思うのですが、このMIR検査中の音、
「けっこう聴いていると、オモシロイイ♡!!」(笑)
- この音の連なりを聴音して五線に書き留めたら、現代音楽のネタになるんじゃな~い??(笑)
こう思い出すと、面白くて面白くて。(笑)
更にはこの検査音から、かつてよく聴いていた或る作品を想起しました。
それが上記、ジャック・カステレード作曲の《アルテルナンス》です。
「アルテルナンス」とは、「交差、循環」という意味の仏語で、ここでは
打楽器の「持ち替え」による作品という意味合いでしょう。
こうしたリトミカルな作品は聴いていて活力を感じますし、元来大好きな作品でしたが、
帰宅してから意外な事柄に気付きました。
カステレードは2014年4月6日フランス、ディジョンにて逝去されていますが、
パリ音楽院在学時代には、アナリーゼをO.Messiaenに師事していたのですね。
O.Messiaenとの意外な接点を見出しました。今迄気付きませんでした。
当のO.Messiaenも、自身のパリ音楽院時代には、鍵盤打楽器が好きで、
打楽器科に在学していた事もあり、確かM.バッジェールという師に師事していた筈です。
こうしたO.MessiaenとJ.Casteredeの打楽器Alternanceとの関連性ないしは、
影響を考察してみると、また一段と面白くなりそうです。
かくして「狭くてウルサイ(笑)」筈のMRI検査日は、検査音にノリノリ♪♪(^-^)/で、
愉しく帰宅したワタクシなのでした。(笑)
Julia.T.A
2eme dec. 2016 17h43