新年明けましておめでとうございます。
昨年は、皆々様にお世話になり、本当にありがとうございました。
今年もより一層の精進に励みますので、
どうぞ宜しくお付き合いくださいませ。
昨年は、とても変化の多い年で、
様々な事を学ばせていただきました。
それらを包括し、自分の中で咀嚼し、
場面に応じて幅を持たせ、
応用してゆけるような年でありたいと思っています。
音と自分との融合に、自然と心が赴くとでもいうか、
義務感を超越した音への飽くなき渇望というのか、
不思議な「心のおののき」です。
他人の価値観の押し売りに無理矢理迎合することなく、
私は自分の渇望する物を奏でたい、
そう思えた昨今です。
それでも、無駄な争いを生むのではなく、
他の人の価値観も否定することなく、
違う世界観の人は人で、私は私といったスタンスで
臨みたいと思っています。
ですが、私の世界観にどうしても侵略し、
ねじ伏せなければいられないという人とは、
自分の領土を守るため、時には争ってもいいのかも知れないという、
事なかれ主義や、無駄な辛抱の卒業をも意味します。
自分を守れるのは、結局自分しか居ないのですから。
人に対しての優しさと、自分自身に対しての強靭な精神を
同時に併せ持つ事ができれば、滞った我慢の鬱積は、
いつともなく流れ出てなくなっていく事でしょう。
長い事引きずっていた抑圧と鬱積を、時間の経過に乗せ、
流れ出て空(から)にするまで、安らぎましょう。
そうすれば、案外、音楽の女神が傍らで微笑んでいるのかも知れません。
何時しか、心の圧が消え去り、身近に微笑を浮かべる
ミューズの存在を感じられるその時まで。
赤坂樹里亜