【O.Messiaen《Meditations sur le Mystere de la Sainte Trinite -聖三位一体の神秘に関する瞑想- (1969)
No3. “La relation reelle en Dieu est reellement identique a l’essence”》
[Saint Thomas d’Aquin] 】
(第3番 神の現実の関係は、実際に本質と同一である)[聖トマス・アクィナス]
聖書の探究を始めて、早一年を過ぎました。
そしてMessiaen作品の底流を成すカトリック的コンテクストも、
「一通り俯瞰する事」が出来つつあります。
その成果の一つが、無論、聖トマス・アクィナスによる『神学大全』の影響の俯瞰です。
これは《Trois petites Liturgies -三つの小典礼曲-》(1943-44)にも然りですが、
後期のオルガン作品である《聖三位一体の神秘に関する瞑想》(1969)にも見られます。
(第3番と第7番。)
第3番には下記のようなサブタイトルが付されています。
No3. “La relation reelle en Dieu est reellement identique a l’essence”》
[Saint Thomas d’Aquin] 】
(第3番 神の現実の関係は、実際に本質と同一である)
(聖トマス・アクィナス[による])
[参考文献:『Olivier Messiaen』Peter Hill, Nigel Simeone著 Fayard出版(2008)作品目録]
(原書の仏文邦訳は、わたくしやってみた…。)]
先ずは音源を。
(この音源では、No.3とNo.4が収録されている様です。
No.4は《Je suis, Je suis! -我はここに、我はここに!-》です。)
赤坂樹里亜
Le 4 fev. 2015 18h30